2020年12月期通期決算ポイントをまとめています。
=============================================
■通期決算概要
=============================================
本年度の決算サマリーです。
結果、業績的には、売上、営業利益、経常利益ともに最高業績、最終利益
についても大幅増となりました。
こちらは、通期業績の推移です。
12期連続の増収増益となりました。
=============================================
■インターネット・インフラ事業
=============================================
四半期売上高の推移とその内訳です。
第2、第3四半期に続き巣ごもり消費、テレワーク需要の拡大を受けアクセス、EC支援、決済が好調に推移しました。
なお、第3四半期は決済の海外子会社が連結から外れたことによりQoQで一時的に減収となりましたが前回ご案内しておりましたとおり、QoQでも再び増収トレンドに戻って参りました。
四半期営業利益の推移です。
直近四半期の数値ですが、YoYは増益、QoQでは減益となっています。
こちらはインフラ事業の利益を、決済事業と決済事業以外、そして全社コストに分けたものです。
GMO-PGで展開する決済が大きく伸びた一方、決済以外のところがYoY、QoQともに減益となっていますが主な要因は、GMOペパボを始めとしてマーケティング投資を積極化させたことによるものです。これは、上半期に予定していたマーケティング投資を下期にシフトしたものとなります。
また、セキュリティ向上を目的としたSSLの有効期限短縮による単価下落の影響を一時的に受けました。こちらは実需には関係のないもので、有効期限変更による影響は、2021年8月以降平準化されます。
さらに、全社コストでは業績連動賞与など、一時的な要因もありました。先程の四半期売上の推移からも、事業モメンタムは極めて順調ですので、決済・決済以外ともにバランス良い成長トレンドを今後も、作っていけるものと考えています。
=============================================
■インターネット広告・メディア事業
=============================================
広告・メディア事業の四半期売上高の推移とその内訳です。
四半期では、広告、メディアともに増収となり、対前年4.7%増となりました。
こちらは四半期営業利益の推移です。
この4Qでは年度末の需要を取り込み、GMOリサーチ社が好調に推移しました。
=========================================
■インターネット金融事業
=========================================
こちらは6年間の通期業績の推移です。
最高業績とはならなかったものの、対前年では24.7%の増益となりました。
主力商品であるFXが、取引シェアNo.1の維持・拡大のために、スプレッド引き下げを行なったこともあり、前年割れとなりましたが、従前から注力していたCFDが好調な市況も後押しし、売買代金・収益が拡大しました。
100億を超える利益を創出しつつ、FX取引高ナンバーワンを維持し、さらに商品ラインナップが充実してきたことはポジティブに捉えています。
=========================================
■暗号資産事業
=========================================
続いて暗号資産事業です。
こちらは4年間の通期業績の推移です。
実感としては、いよいよ収穫期に突入した暗号資産事業だと思っております。
交換+マイニングでは増収増益となったものの、ステーブルコイン「GYEN」の開発投資があり減益となりました。
なお、GYENについては、昨年12月に米国金融当局から、開業の許認可をいただいております。
===========================================
■暗号資産事業|マイニング事業
===========================================
対前四半期で増収・黒字転換となりました。
事業の状況としては、6月末で旧拠点を閉じており、7月からは新拠点のみでの稼働となっています。3Qは立ち上げにあたり一時的なトラブルがあったものの、4Q以降は安定的な稼働となってまいりました。また、暗号資産価格高騰により、採掘の収益率が上昇し、マイニング事業は収穫期に入ってまいりました。
========================================
■暗号資産事業|交換事業
========================================
こちらはQoQ、YoYともに増収増益となりました。
活況な市場が追い風となり、またアルトコイン取引増加により、大幅増収となりました。合わせて、マーケティング投資を積極化させ、顧客基盤、国内シェアともに拡大しております。
==========================
■印鑑の未来 「GMOサイン」
==========================
2021年2月12日より「GMO電子印鑑Agree」の名称を、「電子印鑑GMOサイン」と変更いたしました。
各KPIの状況です。
まずこちらは「アカウント数」となります。12月末時点で14万件を突破し、クラウドサインさんを抜き、国内電子契約サービスにおける導入企業数No.1となり、足元では16万件を突破しています。10-12月の3か月間で約9万件のお申し込みを頂戴し、企業のDXの本格化を感じています。
次に、契約送信数の推移です。
契約送信数は、電子契約が相手方に送られた件数を示しています。前年同期比で2.6倍となりました。前のページのアカウント数の伸びに後から追いついてまいります。
電子印鑑GMOサインが、急速にシェア1位になったのは、GMOインターネットグループの有する、1300万の圧倒的な「顧客基盤」がすでにあることで、実現いたしました。
そして、グループのインフラ・金融の新規契約数は、毎日1万件から2万件ございます。ここをクロスセルのベースとすることで、年間100万件近い顧客増加が見込めると考えています。ご期待ください。
私達はグループを挙げて「すべての人にGMOサイン」を目指します。
今後も引き続きGMOインターネットグループをご支援のほど、よろしくお願いいたします。
すべての人にインターネット
◇過去の決算サマリーはこちら
◇決算説明会・決算短信一覧