昨夜は、日本経済新聞 編集委員 三宅伸吾著「Googleの脳みそ」の出版記念パーティーが盛大に開催された。(書評はこちら)
政財界、法曹界、マスコミなど幅広い業界の方が参加されていたようだ。
オリックス宮内会長、山本有二・元金融担当大臣、浅尾慶一郎さんに続いてスピーチをした。
スピーチは以下の通り。(記憶が曖昧で多少言葉じりが違うかもしれません。悪しからず。)
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三宅さんご出版おめでとうございます。
(著書に書かれている)「社会にプラスならやってしまえ!許可をもらうよりダメなら謝る方が楽だ」というベンチャー企業の代表としてスピーチさせて頂きます。
私は、17年前にインターネット事業を開始し、15年前にジャスダック市場に上場させて頂きました。現在は東証一部に上場しています。この17年の間に、私の周辺で大きく評価がぶれたものが2つあります。
一つは、時価総額です。
ネットバブルの頃、1兆3千億円の時価総額になりました。今で言えば、野村証券や京セラさんに匹敵します。ライブドア事件以降、100億円を切ることもありました。130分の1です。
もう一つは、マスコミさんからの評価です。
ある時は、時代の寵児のように扱われ、ある時は、ヒルズ族と揶揄されました。ちなみに、自宅も会社もヒルズ周辺ではありません(笑)会社は渋谷です。
このぶれの中で、一人消え、二人消えとネット業界、ベンチャー業界から同じ時代を生きてきた同志達が消え、いまは本当に淋しくなりました。
その代表は、長野県で長期休暇を取っている堀江君です。(→タカポンごめん!)
正直、日本の未来は暗いなぁと思っていたところに、マスコミさんの中から、(著書に書かれているように)今の世の中にはベンチャーと同じ革新的な思考回路、行動力が必要だと、声を大にしてくれる方が登場したことをとても嬉しく思います。
さて皆さん、著書のタイトルにある「Google」という会社の最終実効税率が何%かご存じですか?
20%(※)前後です。
僕達は約40%を税金としてお支払しています。
つまり、Googleの2倍稼げは良い訳です(笑)
このような重たい荷物を背負って事業をしています(笑)
今、日本には「変革」が必要です。
三宅さんのご著書がその変革の福音書となることを確信すると同時に祈念してお祝いの言葉に代えさせて頂きます。
本当におめでとうございました。
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政治家、マスコミの方が多かったので、上記のスピーチになりました(笑)御許しください。
さて、仕事しよう。
※2010年12月期 21%