北島選手を2大会連続五輪メダリストに育て、また先日のロンドン五輪・競泳の日本代表ヘッドコーチを務めた平井伯昌氏の著書「突破論」を読んだ。
GMOクリック証券は競泳日本代表のメインスポンサーで、平井さんの奥様は僕が今の会社の前に経営していた化粧品会社の広報担当だった。世の中狭い。
スポーツ関係者向けの本のようだが、ビジネスマンや学生が成長する、もしくは成長させる為のヒントがたくさん書かれている。
「心・技・体」という言葉があるように、技術や体力だけでなく心や人間性といった面も鍛えなければ、世界の大舞台でベストパフォーマンスを発揮することは難しい。記録のスゴイ選手が一流だとしたら、世界で勝つという大きな目標を達成するのは超一流。一流と超一流の差は”心”だと思っています。
勝つためには、人間性が大切だと説いている。
最終目標である五輪でどういう泳ぎをさせたいかを考えることです。私は、レースパターンや目標の記録などを頭の中で映像のようにイメージします。そして、五輪をゴールに、そこから”逆算”してトレーニング内容を組み立てる。
仕事も勉強もオリンピックも、勝つための共通項は「イメージ力」と「逆算思考」。
再確認が出来ました。
「人生の金メダル」の獲り方・獲らせ方がここにある。
読書の秋を控え皆さんにお勧めの良書です。