2021年12月期第2四半期決算ポイントをまとめています。
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■決算概要
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第2四半期の決算サマリーです。
2021年第2四半期、4-6月の決算サマリーです。活況だった前年同期比で増収・増益の決算となりました。また、営業利益は最高業績を更新した1-3月期に続き、100億円を超える高水準となりました。
要因はインフラ事業の好調継続、広告・メディア事業のV字改善、暗号資産事業が第3の事業の柱として大きく伸長した、という3点です。
こちらは、セグメント別の売上高推移と営業利益推移です。
インフラのストック型収益基盤を中心とした継続的な成長トレンドに加え、暗号資産の貢献が大きくなっています。
前四半期から引き続き、第3の事業の柱に成長した暗号資産事業の貢献もあり、連続して100億円超の営業利益を計上しました。
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■インターネット・インフラ事業
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四半期売上高の推移とその内訳です。
2020年第2四半期以降、オンライン消費が習慣化したことに加え、No.1サービスの集合体である強みを活かし、継続的な成長を実現しています。また、GMOフィナンシャルゲートで展開する次世代決済プラットフォーム「stera」端末の販売が好調に推移しました。
営業利益も継続的な成長を実現し、「電子印鑑GMOサイン」への投資などを行いつつ、最高業績を更新しました。
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インターネット広告・メディア事業
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広告・メディア事業の四半期売上高の推移とその内訳です。広告・メディアともに、お客さまの広告需要をしっかりと取り込むことができました。
営業利益の推移は、前年同期をボトムにV字回復してきました。この背景について振り返ると、従前から収益性の改善に向け、自社メディア・自社商材の強化、育成に取り組んでいました。そうした投資が先行する中、前年同期はコロナの影響による広告出稿控えなどにより、初の四半期損失の計上となりました。そこで、商材の入替、営業手法の刷新、原価低減といった内部的な取り組みを一層強化していきました。また、昨年からコロナの影響を受けづらいお客さまに注力してきたことに加え、足元広告需要増といった外部環境の回復も見られるようになってきました。これにより事業に対する評価を「○」から「◎」に上方修正をしました。下期は期初からの予定通り、主にメディア側での投資を強化していきます。
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インターネット金融事業
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金融事業は、前年同期との比較では前年がコロナの影響で活況だったこと、また足元ではボラティリティの低下があったことから、マーケット環境が軟調のため減収減益となりました。事業そのものへの取り組みは順調に進捗していると考えています。
FX取引高は、ボラティリティの低下もあり、やや落ち着きを見せています。一方、FX国内シェアについては引き続き国内No.1となっています。
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暗号資産事業
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暗号資産事業の四半期売上高の推移とその内訳です。活況に推移した第1四半期から比較すると、ボラティリティの低下があったものの、交換事業、マイニング事業ともに高水準で推移し、対前年573%増と大きく伸長しました。
四半期営業利益の推移は、GMOコインの積極的なマーケティング活動を受け、対前四半期での広告宣伝費の増加がありましたが、これをこなしつつ高水準の利益創出となりました。GMOコインはさらなる知名度の向上を目指し、第2四半期ほどの水準ではないものの継続的なマーケティング投資を行っていきます。
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■TOPICS
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①新型コロナの職域接種
まずは、新型コロナの職域接種に関するご報告です。我々のグループでは従前から、パートナーの生命と安全を守るための取り組みを進めてきました。2020年1月27日には、国内企業では最速で在宅勤務体制をスタートし、2021年6月1日に政府が職域接種に関する方針を発表したことを受け、翌6月2日にはグループとしての職域接種実施方針を公表し、6月21日より接種を開始しました。そして、7月16日には、職域接種を申請し開始を待っている全国へワクチンをお譲りするために、新規受付を終了しました。この間、グループのパートナー、そのご家族や大切な方、そしてお取引先さま、計1万8,000人近くの方に接種いただくことができました。グループパートナーの接種割合は86%、トータルのコストは約1.2億円となりました。
この度の職域接種は、関係するすべての皆さまへ感謝の気持ちも込めて、組織力、技術力、ホスピタリティでGMOインターネットグループの強みを発揮しました。接種時間の予約システム、QRコードを使った受付システムを私どもの技術力で自社開発し、その結果、ワクチン接種の待ち時間はほぼゼロとなっています。また、会社へお越しいただいたお取引先さまやパートナーのご家族など大切な方々へは、熊谷の手紙を添えた弊社のノベルティグッズをお手土産としてご用意しました。何より、一時も早く、多くの皆さまが平時の生活に戻れるよう、願っております。
②GMOあおぞらネット銀行
続いて「GMOあおぞらネット銀行」についてご報告します。7月6日に行われた事業戦略説明会で今後の展望を発表しました。事業開始4年目を迎えた今、「テクノロジーバンクNo.1」として法人に向けたサービスを一層強化していきます。
APIの接続契約社数の推移です。銀行APIは、残高照会や振り込みといった銀行の機能を外部から呼び出すための仕組み・仕様です。我々は、この銀行APIそのものは無償で提供していますが、将来の振り込み・振り込まれに繋がる重要なKPIと捉えています。銀行機能を事業会社に組み込んでいただくことで、DXの加速に貢献していきます。今後も「APIトップランナー」として爆進を続けますので、どうぞご期待ください。
取り組みの結果としての法人口座数は、前年同期比の2.3倍となり、法人のお客さま、特にスモール&スタートアップ企業を中心に口座数が拡大しています。背景として、コスト優位性による安価な手数料体系、創業間もない企業への支援策を多く取り揃えていることをご評価いただいています。「スモール&スタートアップ向け銀行No.1」に向け、さらに成長を続けていきます。
③期待の新規事業「OMAKASE」
5月に発表した株式会社OMAKASEのグループジョインについてです。OMAKASEは、「つくり手が、もっともっと料理に没頭できるように」をミッションに掲げ、作り手である予約困難店の店主さまに支持される、No.1の予約管理サービスを提供しています。結果として、「美食家を魅了するNo.1メディア」となっています。今後は、インフラ事業、とくに決済やEC支援とのシナジーにより、さらなる強化を図ります。どうぞご期待ください。
アダム byGMO
最後に、NFTマーケットプレイス「アダム byGMO」についてです。誰もが使いやすい、圧倒的No.1のNFTマーケットプレイスとすべく、開発は最終段階に入っています。8月末にサービス開始予定ですので、こちらもどうぞご期待ください。
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