一昨日の「無償減資」の開示を受けて、株主の皆様から多数のお問い合わせを頂きました。ここで、分かり易くご説明させて下さい。
「無償減資」の目的は、早期の復配を行うためです。
配当をお出しするためには、会社法上のルールで「欠損金」を無くす必要があります。よって、資本金と資本剰余金を取り崩し、利益剰余金に振り替えることと致しました。
「減資」とは、読んで字のごとく資本を減少させることですが、今回の減資は、無償減資と呼ばれるものであり、会社の財産はまったく影響は受けません。従って、減資による株式数の減少、ならびに一株当たり純資産の減少はありません。
これにより、みかけの会社の資本金は126.3億円から12.7億円になりますが、一方で金融事業撤退により生じた256.2億円の繰越欠損金はゼロとなり、今期の利益を来期より株主の皆様へ配当することが出来るのです。
会社の自己資本に影響を与えず、かつ株主の皆様に早期に配当をお出しすることを可能にする、極めてポジティブな資本政策と考えています。
今後は、更に業績を向上させ、多くの株主の皆様に喜んで頂ける様に努力致します。